実物不動産投資における二つの利益とは

実物の不動産に投資を行う場合、その利益には二つの種類があります。
一つはキャピタルゲインであり、もう一つはインカムゲインです。キャピタルゲインとは、購入した不動産を、それ以上の価格で売却することによって得られる利益のことです。たとえば1000万円で買った土地を1500万円で売れば、500万円のキャピタルゲインとなります。しかし、逆に高く買った土地を安く売ってしまったら損失が出てしまいます。ちなみにその損失のことは、キャピタルロスと言います。
一方、インカムゲインとは、アパートやマンションなどを購入して、それを売るのではなく、人に貸すことによって得られる賃料収入などの利益のことです。
たとえば家賃10万円のマンション四部屋を運用すれば、月40万円がインカムゲインです。不動産投資においては、利回りという表記を頻繁に目にしますが、それは元本に対するインカムゲインの割合を、パーセンテージによって表記したものです。それは物件の収益性を量る上での重要な指標となります。
いずれにしても、できるだけ人気の高い物件を運用することこそが、不動産の投資で利益を上げるためには最も大切なポイントだと言えます。そのため、投資においては物件選びは極めて重要です。